2020年ベスト5音楽編

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Afterlife

では、2020年のベスト5です。私的な基準で。

 

1 unsound festival 2020 afterlife /11.10.2020

https://www.facebook.com/unsoundfestival/videos/359073675240995

 

オンラインフェスティバル。今年に入ってからCGだけの空間を作り始めた、台北のnaxs.corpと、以前からタッグを組んでいたmeuko!meukoがプロデュース&キュレーション。完全フルCGのゲーム画面の中に、演奏者の映像が埋め込まれ、客はその中を自由に移動することができる。コロナのロックダウンの中で、もっとも早く状況に反応し、もっとも早く完成度の高い世界を作り上げたものの一つではないだろうか。

演奏も、アリス・チャン、落差草原wwww、ガバ・モードゥス・オペランディなど、アジアの最先端の即興・実験・ダンスミュージックが揃っている

 

2 Flowers Part 4 - eteam with Sheryl Cheung

https://vimeo.com/474507933

 

今年も壮絶に嵐のようなノイズ&ミュージックコンクレートを繰り出したシェリルさん。本当は3月の展示も行きたかったし、ラッキングサウンド・フェスティバルでの怒涛の演奏も素晴らしかったが、映像ではリンク先のものを。

 

3 Betty Apple & Nerve: '我呢世都唔會俾你' | 4:3 Music Videos

 

 

台北のベティ・アップルと香港のナーヴとのコラボレーション。ナーヴは作曲家でもあって、ノイズや実験音楽もやっている。独特の身体表現が見られる

 

4 Prairie WWWW(落差草原) - Formosan Dream / Shells

 

 

台北の、自然と科学、伝統と現代が融合したような美学がそのままに。バトルズとも共演した気鋭の音楽 

  

5 Clipping - Visions of Bodies Being Burned: Enlacing & Pain Everyday

 

 

年末になって突然知り、大変なことになっていると知ったユニット。ヒップホップ。BLM。死と怒り。最後の曲はオノ・ヨーコの作曲作品のリアライゼーションで締めくくられるアルバムから。

 

番外

John Cale - Lazy Day (Official Video)

 

 

ジョンケイルの新作。完全にロックを脱し、ヒップかベースミュージックか。コロナやロックダウン下で投下された何もしない怠惰の音楽。78歳とは思えぬ、斜め上すぎて唖然とする角度からの創作。